ちゃらかーどのいろいろメモ

ハースストーンに関していろいろ書くよ

客寄せパンダの功罪

 

客寄せパンダとは

〔動物園のパンダは集客力があることから〕
人気や知名度によって、人々をひきつけることだけに高い能力を持っている存在を皮肉っていう語。人寄せパンダ。 weblio辞書より

 

今回はハースストーンの記事ではありません。ビジネスの話です。

今回「客寄せパンダ」という題材で記事を書こうと思ったのには理由があります。

それは私が好きな野球と麻雀において客寄せパンダが絡む問題が起きたからです。

それについて説明させてください。

 

まずは野球についてです。

阪神という球団に鳥谷敬という選手がいます。

鳥谷選手はずっと阪神に所属している選手で、過去にはすごく活躍してた時期もあったので、ファンからの人気もとても高いです。

ただ、37歳と野球選手の中ではかなりベテランの年齢になり、今年の成績は正直よくありませんでした。とくにシーズン序盤は絶不調でした。

ですが鳥谷選手は絶不調だった時期もずっと1軍で、しかも試合の大事なところで出場していました。

これには「契約で1軍が確約されていた」とか「人気があるからフロントからの指示で起用せざるを得なかった」という説が上がっています。 

 球団としてはグッズも売れるし集客にも繋がる選手です。でも戦力として重要かと言われると決してそんなことはない。今年の鳥谷選手はそんな状況でした。

 

次に麻雀の話です。

麻雀界はMリーグというプロリーグがあります。このリーグは各プロ団体からドラフトで選抜された選手が4人1組になって戦うチーム戦です。スポンサーが各チームについています。

一応最高峰のリーグを売り文句にしているのですが、前回のドラフト指名で明らかに実績も実力もない選手をドラフト指名しているチームがありました。芸能人上がりだったり、見た目のいい女性プロだったり、もっと実績のあるプロは他にもいるのに、明らかに実力以外の人気を当て込んだ指名です。

そして開幕したMリーグで実際に出場しています。

 

この2つの共通点は「チームとして戦力にならない選手を人気があるから獲得・起用している」ということです。

明確な「客寄せパンダ」ですよね。

 

ではなぜそんなことをするのか。それは人気がある(集客力がある)・グッズが売れるなど、収入が増えると企業が考えているからです。それは短期的にみればそうなんでしょう。

 

ただ私が指摘したいのはデメリットの部分です。

それは「チームが弱くなる」ってことです。戦力になるかどうかを無視して人気だけで選ぶとそうなりますよね。

そして「チームが弱くなる」と「チームの市場価値は下がるし収入も減る」ということです。

逆を言えば「チームが強くなる」→「チームの市場価値は上がるし収入も増える」ということです。

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これは2018年の世界のサッカークラブのブランド価値トップ50です。

2017年と比較も入っているので解説します。

大きくブランド価値をあげているチームをピックしてみます。

13位のインテル(イタリア)は前年28位から大きくランクを上げています。

これは2017年シーズンにひさしぶりに4位まで順位が上がり、チャンピオンズリーグに出れることになった影響です。

16位のRBライプツィヒは前年45位です。これは2018年にはじめてチャンピオンズリーグに出場して初勝利もしたことが要因です。

 

基本的にサッカー市場は拡大しているのでブランド価値がプラスのところが多いですが、大きく伸びているチームの共通点は「競争で勝利している」という点です。

 

マーケティング界の権威として世界中にその名を知られているデイヴィッド・アーカー氏(カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院名誉教授)によると、企業のブランドを構成する要素は「競争性」、「刺激性」、「洗練性」、「素朴性」、「誠実性」の5つがあるといいます。

この中の「競争性」を伸ばしたことによりブランド価値が上昇したんですね。

逆にブランド価値が低下しているクラブは大体が成績不振です。「競争性」が低下したんですね。

 

ではまとめてみましょう。

「実力はないが人気のある選手を起用」するとグッズ売り上げなどが増加するが成績が振るわなくなるためブランド価値が下がっていく。

一時の売り上げとブランド価値、どっちが大事かはその企業の考え方次第なのでしょうが、私は後者が大事だと思います。

 

だから自チームのブランド価値を大事にしているチームを応援していきたいと思います。

 

結論

クリスティアーノロナウドやメッシみたいな人気も実力もある選手を獲得して起用するのが最高!